存在感増す阪神 木浪 侍J稲葉監督も評価「素晴らしい打撃をしている」

[ 2019年2月11日 05:30 ]

シート打撃で右中間に三塁打を放ち、二塁をまわる木浪(撮影・坂田 高浩)
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 打席に立つ度、魅力があふれ出る。阪神のドラフト3位・木浪が10日、シート打撃で2安打を記録。先日の豪快弾から一転、広角に打ち分けられる技術の高さを証明した。

 「(プロ入り後の)実戦で初めての左投手だったので、開かないことだけ意識していった結果が良い方向につながったと思います」

 左腕・岩貞から立て続けに快音を響かせた。1死走者なしで迎えた第1打席はカウント1―1からの真ん中低めスライダーを、すくうように捉えて右中間を破る三塁打に。第2打席では、1死三塁のチャンスから外角寄り直球に逆らわず左前にライナーを弾ませた。

 左投手からの2安打は、余計に大きな意味を持つ。社会人1年目を終えた時、左投手との対戦打率が低かったことから徹底的に対策を講じた。「体を開かないこと」というシンプルかつ重要なポイントを見つけて徐々に克服。「まだ自信があるわけではない」と途上だが、器用な対応能力を披露してみせた。

 連日のように魅力を振りまくルーキーに、称賛の声が相次いだ。矢野監督は「内容がある。スライダーを引っ張って真っすぐを逆方向に打って。走塁も良かったし。どんどん株上げてね。面白くなってきたんじゃない」と評価し、視察に訪れていた侍ジャパンの稲葉監督も「素晴らしい打撃をしていると感じました」と舌を巻いた。この日、同じく快音を響かせた鳥谷を含む遊撃手争いにおいて、木浪の存在感は日に日に増している。

 「明日も結果が出るとは限らない。悪くなったときに修正できるかどうか、という部分を考えてやっていきたい」。きょう11日の紅白戦では、マルテ、鳥谷が出場予定。負けず劣らずの注目を、木浪が集めそうだ。

(巻木 周平)

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