巨人・岡本 4番の試練…CS10の0「甘い球だったのに…」

[ 2018年10月18日 05:30 ]

セ・リーグCSファイナルS第1戦   巨人1―6広島 ( 2018年10月17日    マツダ )

<広・巨>6回、岡本(左)は捕飛に倒れ、高橋監督の前を通る(撮影・大森 寛明)
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 22歳の4番打者に全てを背負わせるのは酷かもしれない。だが岡本が打たないと、巨人は勝てない。

 「甘い球だったのに、仕留めきれなかった。残念です」。0―4の6回。マギーの左前打で1点を返して、なお一、二塁だった。大瀬良の初球の甘いスライダーを強振したが、捕飛に倒れた。2死満塁で長野も凡退し、追加点が奪えなかった。

 第1打席で徹底的に内角を攻められた。相手は菅野と並ぶ今季15勝を挙げた最多勝右腕。全5球とも140キロ台後半の直球が、内角に投じられた。最後はカウント2―2から高めの147キロを空振り三振。以後の打席では、しっかり踏み込むことも封じられた。

 4打数無安打。ファーストSの2試合では犠飛による1打点はあったが、安打はなし。計10打数無安打となった。高橋監督はチャンスの場面を振り返り「積極的にいった結果が紙一重だった。信頼は変わらない」と期待した。2回に5番・阿部が自打球で負傷交代したことで、かかる比重も増していた。

 岡本は「明日は打てるように頑張ります」と前を向いた。この日も、1年間続けてきた試合後の素振りを行い、第2戦に備えた。 (神田 佑)

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