阪神・浜地 台湾ウインタリーグ派遣へ 期待の右腕年末まで実戦漬け

[ 2018年10月18日 08:47 ]

阪神の浜地
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 阪神の2年目右腕・浜地真澄投手(20)が、11月24日から台湾で開催予定の「2018アジアウインターベースボールリーグ」に派遣されることが17日、分かった。着々と力を付けている期待の新星が、「海外武者修行」で飛躍を期す来季へ弾みを付ける。

 いまだ1軍登板はないものの、今季ウエスタン・リーグで9試合、計27回0/3を5失点(自責3)で防御率1・00の好成績を残した。特にシーズン後半の充実ぶりは目を見張るものがあり、9月11日の中日戦(鳴尾浜)で2番手として5回3安打無失点。その際には、視察していた当時の金本監督を「素晴らしい」とうならせた素質の持ち主だ。

 身長1メートル85、体重89キロと恵まれた体格に、最速149キロを誇る本格派右腕。10月6日の巨人とのファーム選手権で先発を任されるなど(3回1/3を1失点)球団の期待も非常に高い。才木と同じ高卒2年目と、将来性も文句なしだ。

 過去にも同リーグを経てきっかけをつかんだ選手はいる。代表格は15年に参加した岩貞で、翌16年にいきなり2桁10勝をあげてブレーク。今では投手陣に欠かせない存在へと成長した。

 今季、先発ローテーションで満足な成績をしたのは11勝のメッセンジャーだけで、来季以降もその顔ぶれは不透明。復活の兆しを見せる藤浪や伸び盛りの小野、才木ら未来の猛虎を背負うべき若き力の中に、浜地も割って入りたい。

 決勝戦が12月16日に予定されている今年の同リーグ。年末まで「実戦漬け」の日々を送る浜地の成長ぶりに期待だ。他には9月に野手転向した藤谷、育成左腕の石井、2年目捕手の長坂も、台湾の地に渡り経験を積む方針。また、安藤、新井の両2軍育成コーチの同行も予定されている。

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