楽天・松井裕 4失点よりも心配…左肘の違和感「関係ない」

[ 2017年10月2日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天2―5ロッテ ( 2017年10月1日    Kobo宮城 )

<楽・ロ>9回、しきりにひじの辺りを気にする松井裕
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 膝から崩れ落ちた。楽天の松井裕は2―1の9回に救援したが、2死満塁とされて大嶺翔に走者一掃の二塁打を浴びて逆転された。ここまで防御率0点台を誇った絶対的守護神。ところが、自己最多となる34セーブ目は挙げられず、今季3度目の救援失敗だ。梨田監督は「今まで松井で勝ってきている。託してやられたら仕方がない」と声を絞り出した。

 球威、制球ともに精彩を欠いたが、投球時にしきりに左肘を気にするそぶりを見せていた。2死二、三塁から高浜に四球を出した時には与田投手コーチ、蒔田トレーナーがマウンドに向かおうとしたが、自ら制した。

 松井裕は「別にそれは(結果に)関係ない」と話すにとどめたが、何らかの違和感を感じていたもようだ。蒔田トレーナーは「明日(2日)の様子を見てから」と話し、遠征には同行するが、登板できるかは不透明だ。

 2位・西武が日本ハムに勝ったため、ゲーム差は3に広がった。2日からは敵地で直接対決2連戦。1敗1分けで3位が確定し、CSファーストステージの本拠地開催はなくなる。松井裕の状態が心配される中で、2日は則本が先発する。「やるしかない。悔しい負け方をしたが、最後の力を振り絞りたい。則本にしっかり頑張ってもらいたい」と梨田監督。チームの命運はエースに託された。(黒野 有仁)

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2017年10月2日のニュース