西武・野上、8回零封11勝目 完封目前も降板「鼻水出ていたからいいや」

[ 2017年10月2日 07:26 ]

パ・リーグ   西武5―0日本ハム ( 2017年10月1日    札幌D )

<日・西>11勝目を挙げた西武先発の野上
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 殊勲の快投を見せた西武・野上は試合後に何度もはなをすすっていた。8回4安打無失点で13年の自己最多に並ぶ11勝目。それでも2試合連続完封がかかった9回のマウンドは上がらず「鼻水が出ていたからいいやと。(右手人さし指の)爪も7回から割れていたので。力感なく投げられた」と涼しい表情だ。

 危なげない投球だった。直球を内外角に投げ分け、フォーク、チェンジアップで凡打の山を築いた。7回まで二塁すら踏ませず、8回2死二塁では清水をフォークで空振り三振。「低めにしっかり投げられた。(昨季習得した)フォークを使えるようになった」と手応えを口にした。

 初回から最後までフォームが全く乱れない。その秘けつは体の細部まで意識するトレーニングに裏付けされる。1月に熊本・山鹿市内で行う毎年恒例の自主トレ。筋力で前進せず、力まずに体内の動きを連動させて前進するトレーニング「コモドドラゴン」などさまざまな種類の動きで仙腸関節、脊柱、肩甲骨、股関節を連動的に操作して体を鍛錬する。

 野上の快投でCSファーストステージの本拠地開催もグッと近づいた。試合後、3位の楽天が9回にロッテに逆転されると、札幌ドームの選手サロンでテレビを見ていた西武ナインから「よっしゃあ!」と大歓声が起こった。3ゲーム差に突き放し、2日から本拠地での直接対決2連戦。1勝1分け以上なら、2位でのCS進出が確定する。辻監督は「皆さんも待っていたでしょう。(先発は)満を持して十亀、(菊池)雄星でいく」と表情を引き締めた。 (平尾 類)

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