由伸巨人 球団新人監督35年ぶり連勝!V打亀井「明るく」チーム変わった

[ 2016年3月27日 12:10 ]

<巨・ヤ>2回、小林誠の適時打で生還した亀井(右)を迎える高橋監督

セ・リーグ 巨人10―5ヤクルト

(3月26日 東京D)
 猛打で早くも単独首位だ!巨人は26日、亀井善行外野手(33)が決勝打を含む2安打2打点をマークするなど、先発野手全員安打となる14安打10得点でヤクルトに快勝。高橋由伸監督(40)は、巨人の監督として、81年の藤田元司以来35年ぶりとなる就任1年目の開幕連勝を果たした。セ・リーグの連勝スタートは巨人のみ。昨季V逸の課題だった打線が奮起し、新監督の好スタートを後押しした。

 10―2の大勝ムードが9回に3番手・戸根が乱れて3失点。会見冒頭、高橋監督は少し不機嫌だったが、14安打10得点の打線には目尻を下げた。

 「こういう試合が多くあればと思う。(野手)全員にヒットが出たし、みんなひと安心というか、選手自身がホッとしているんじゃないですか」

 初陣白星を挙げた開幕戦と 同じオーダーで臨んだ2戦目。昨年、リーグ最低のチーム打率・243だった課題の打線がつながった。けん引したのは6番・亀井だ。2回無死一塁から今季初安打となる左中間フェンス直撃の先制二塁打。5回2死二塁でも右翼線に適時二塁打を放ち、2安打2打点をマークした。

 「やっとですよ。きのうは散々だったので取り返したかった」。前日の開幕戦。オープン戦は同じ左翼を守る新人の重信が注目を集めたが、高橋監督はあえて「6番・左翼」で亀井を起用した。結果は4打数無安打。「あんな形で終わったけど、スタメンで使ってくれた。貢献したいと思った」と期待に応えられたのがうれしかった。

 亀井にとって同じ左打ちの外野手の高橋監督は目標の選手だった。入団時の背番号25は、高橋監督(24番)に少しでも近づきたいとの思いから、最も近い番号を選んだ。08年からは5年間、一緒に沖縄で自主トレを行った間柄だ。高橋監督も実力を知っているからこそ「(重信より)亀井の方が力がある。現時点では」と信頼して起用。球団35年ぶりとなる就任1年目での連勝発進をもたらした後輩に、指揮官は「本人も早く1本が欲しかったと思うし、チームに勢いをつけてくれた」と目を細めた。

 初采配から2戦目。高橋流はチームに浸透しつつある。2回、亀井の左中間二塁打で一塁走者・クルーズを迷いなく本塁突入させた大西三塁ベースコーチは「(監督は)“思い切っていってくれ”と言ってくれている。それに選手も応えている」と話す。二塁走者が三ゴロ、遊ゴロで三進する積極的な走塁が2戦で早くも4度。12年目の亀井も「とにかく明るく声もよく出ている」とチームの変化を口にした。

 今季は1試合平均4得点、チーム打率・265にノルマを設定した。この2試合は計13得点、チーム打率・290だが「昨日は3点で(安打)4本でしょ。どうなんでしょ」と笑った指揮官。それでも「勝つのは一番の、すべての結果。こうやって勝っていることはいいこと」。猛打でつかんだ白星は特に格別だった。 (春川 英樹)

 ≪開幕連勝31度中18度V、全てAクラス≫巨人の開幕連勝は13年に1分けを挟み7連勝して以来。新人監督では44年藤本英3連勝、50年水原2連勝、81年藤田4連勝に次ぎ35年ぶり4人目だ。過去、巨人の開幕連勝は31度あり最終順位は優勝18度、2位8度、3位5度と全てAクラス入りしている。この日は先発の高木が7回2失点で勝利投手。高木は新人だった昨年3月29日DeNA戦で初登板勝利。巨人の新人初登板勝利は高木まで12人いるが、2シーズン目の初登板も勝ったのは42年広瀬(開幕戦)以来74年ぶり2人目。2リーグ制後では高木が初めて。

続きを表示

この記事のフォト

「名将かく語りき〜歴史を彩った勝負師たち〜」特集記事

「大谷翔平」特集記事

2016年3月27日のニュース