デスパまたV打!開幕2戦連続は球団初 ロッテ3年ぶり開幕連勝

[ 2016年3月27日 05:30 ]

<ロ・日>3回裏2死二塁から角中の二塁打で生還したデスパイネは井上(左)とエルボータッチ

パ・リーグ ロッテ6―4日本ハム

(3月26日 QVCマリン)
 乗っている男にマリンの風も味方した。ロッテは2点を追う6回に追いつき、なお2死二塁の場面で打席にデスパイネ。124キロのスライダーを捉えた中堅への飛球は右翼方向への4メートルの風に流され、中堅・陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)の頭上を越えた。

 「風に救われたような、やられたような感じだよ。まあ逆転できたから、よしとするよ」と声を弾ませた。

 前日の開幕戦でも初回の適時打が決勝打になった。開幕から2戦連続の勝利打点は球団史上初の快挙。「今年は開幕前に合流できて準備ができた」。キューバの国内リーグに参加した昨年は開幕に間に合わず、4月15日からの出場だったが、今季は3月8日にチームに合流し、オープン戦10試合に出場。キューバより変化球が多い日本の投手に慣れたのが好調の要因だ。2戦連続決勝打は2本とも変化球を打った。

 3回にも左中間フェンス直撃の適時二塁打。新外国人ナバーロが開幕から4週間の出場停止処分を受ける中、3安打2打点の活躍で3年ぶりの連勝スタートを呼び込んだ。伊東監督は「このままの勢いでいきたい」と、4年ぶりの開幕3連勝に目を向けた。 (渡辺 剛太)

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2016年3月27日のニュース