高松商 ワンチャンスものにし一挙5得点!長尾監督「粘り強く攻めた」

[ 2016年3月27日 14:55 ]

<創志学園・高松商>3回、2死三塁の場面で2点本塁打を放った美濃は笑顔を見せる

第88回選抜高校野球大会第8日・2回戦 高松商5―1創志学園

(3月27日 甲子園)
 昨秋の明治神宮大会の覇者、高松商が26年ぶりに準々決勝進出を決めた。

 高松商は3回に2死満塁の好機を迎えると、5番・美濃が走者一掃となる適時二塁打を放ち先制。続く6番・植田理には2ランが飛び出し、創志学園のエース・高田から一挙5得点を奪った。

 「相手はナンバーワンピッチャー。そんなにチャンスはないだろう」。長尾監督の試合前の予想通り、得点はこの3回のみ。バント失敗などで好機を逃すところだったが、「粘り強くやってくれた」と数少ないチャンスをものにした選手たちを称えた。

 「もともとコントロールの良い投手。低目に丁寧に投げれば、しっかり試合は作ることができる」とマウンドに送り出した先発の浦は5安打1失点で9回を完投。「想像以上のナイスピッチングだった」と長尾監督は満足そうにうなづいた。

 神宮大会での優勝校ということもあり、プレッシャーもあるだろうが、「良い雰囲気でのびのびと甲子園を楽しんでいる」と長尾監督。それでも、「神宮大会で優勝した時のような力はない。自分たちは32番目のチーム」と話し、「選手にはチャレンジする気持ちを伝えている」と気を引き締めていた。

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2016年3月27日のニュース