八戸学院光星・田城 チーム唯一のマルチ安打、夏へ“まだまだ成長”

[ 2016年3月27日 06:00 ]

<龍谷大平安・八戸学院光星>3回2死、八戸学院光星・田城は右前打を放つ

第88回選抜高校野球大会第7日・2回戦 八戸学院光星0―2龍谷大平安

(3月26日 甲子園)
 中学3年時。進路を決める時には、少しだけ迷った。八戸学院光星の田城飛翔(つばさ)外野手(3年)は、神奈川県出身。87年センバツに東海大甲府(山梨)の控え捕手として出場した父・大輔さん(45)からは「進路は自分で決めろ」と言われてきた。

 決め手は11年夏から3季連続で甲子園準優勝した当時のメンバー、田村(現ロッテ)と北條(現阪神)の3、4番コンビの活躍だった。「あの2人に憧れていた」と青森から甲子園を目指すことに決めた。「青森は朝が寒いし、練習していても汗をかかないこともある」と寒さには戸惑ったが、練習に打ち込めば気にならなかった。冬場は多い日で1300スイングをこなし、連日のウエートトレーニングでベンチプレスの数値は65キロから85キロを上げられるようになった。

 迎えた甲子園。初戦は3打数無安打に終わったが、その晩に父と食事した。「打てなかったけど勝ったから次につながる」と声をかけられ、気持ちを次戦に切り替えた。

 2回戦の相手は14年優勝の龍谷大平安だった。チームは5安打零敗。そんな中、2安打と気を吐いた。「左対左」を苦にせず、3回にスライダーを右手一本で拾う技ありの右前打、6回には50メートル6秒2の俊足を生かして遊撃内野安打。ともに追い込まれてからの一打に「全国レベルの投手に対応することができた」と振り返った。

 青森で迎える3度目の夏まで、まだまだ成長できる。そんな手応えをつかめたことが、2試合で得た収穫だった。(川島 毅洋)

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