金本監督、開幕オーダーでオープン戦V決めた「悪いことじゃない」

[ 2016年3月22日 05:37 ]

<オ・神>3回無死、本塁打を放った梅野(左)を出迎える金本監督

オープン戦 阪神2―2オリックス

(3月21日 京セラドーム大阪)
 まず1冠! 金本知憲監督(47)率いる新生阪神が21日のオリックス戦(京セラドーム大阪)に2―2で引き分け、オープン戦を5年ぶり5度目の勝率1位で締めくくった。この日は1番から7番まで「そうなるかな」と示唆した開幕オーダーを組み、本番モードで“優勝”。それでも「まだ(開幕は)怖い」と慎重な姿勢を崩さなかった。キャンプ、オープン戦の自己採点は80点だった。

 まだ本番じゃない。あくまで開幕へ向けた調整の場。総力を出し切って戦ったわけでもない。それでも金本阪神は頂点に立った。直近3年間、オープン戦1位チームがシーズンを制している。ファンの気勢と期待は、高まる一方で、それは指揮官も同じだろう。

 「まあ(オープン戦1位球団のリーグ優勝が)3年続いているのはいいこと。悪いことじゃないでしょ。何勝何敗とかは全然、気にしていなかったけどね。順位も見たのは1回くらいかな。しかも、2~3勝したくらいに。他のチームがどれくらい勝っているんだろうというレベルでしか見ていなかったね」

 ほぼ開幕オーダーで臨んだ、締めくくりの一戦だった。この日の1番から7番までの打順について、「う~ん、そう(開幕オーダーに)なるかな。ちょっと3番のところかな。気になるのは3、7番。ヘイグと西岡やね。(前後)するかもしれないね」と認めた。そのオーダーの目玉とも言える高山、横田の1、2番コンビが、この日も躍動。同点の6回に連打で無死二、三塁の好機を作り、一時、勝ち越しとなる1点を奪い取った。手応えをつかまないわけがなかった。

 ナインの闘志も感じ取った。この日は試合序盤から、積極的にファーストストライクからフルスイングする姿勢が目についた。そして梅野のバットから15試合目で初の本塁打も飛び出した。「特に指示は出していない。前みたいに2ストライクまで本塁打狙いみたいな指示は出していなかったけど、自然と気合が入るところがあったんじゃないかな」。「指示待ち」を脱却した打線の積極性にも大きくうなずいた。

 15試合を7勝3敗5分け、勝率・700で戦い終えた。新監督としては喜ばしいことのはず。それでも「(開幕は)怖いね、ちょっとまだね。嫌だね」と慎重な姿勢を崩さない。その代わりに「負けた時には、きみたち(報道陣)がみんな、敵に見えるはずだよ」と相好を崩した。

 開幕はいよいよ目前に迫った。「(キャンプ、オープン戦期間は)まあ自分の中では80点くらいかな。キャンプからオープン戦、雰囲気とか全力疾走だとかね」。合格点とも言える「80点」で本番に臨む。レギュラーシーズン、交流戦、クライマックスシリーズ、日本シリーズ―。残りの「4冠」を目指す戦いが、いよいよ幕を開ける。(惟任 貴信)

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