小豆島夏こそ!大応援団が後押し 17人全力プレー

[ 2016年3月22日 05:30 ]

<釜石・小豆島>初戦で甲子園を去る小豆島ナイン

第88回選抜高校野球大会1回戦 小豆島1―2釜石

(3月21日 甲子園)
 1回戦が行われ、春夏通じて初出場の小豆島(香川)は釜石(岩手)との21世紀枠校対決に1―2で惜敗した。再三の好機を逃したことが響いたが、9回に連打と相手の失策で1点差に迫る粘りを見せた。アルプススタンドを埋めた大応援団の後押しもあり、島出身の17人は最後まであきらめず、全力で戦った。

 えんじ色に染まったアルプススタンドの大声援が悲鳴に変わった。0―2で迎えた9回、石川、阪倉の連打と相手の失策で1点を返し、なおも2死三塁のチャンス。ここで5回に先頭で中前打を放っている宝来を迎えたが、力ない二ゴロに倒れてゲームセット。2年生の宝来は「1本打とうと思ったが、自分の力不足。次は1勝したい。この夏は先輩と過ごす最後の夏なので、長く一緒にいたい」と肩を落とした。

 緩急を駆使する釜石の右腕・岩間を相手に何度も好機を作った。1、2、4、5、8、9回と6度も得点圏に走者を進めたが、相手の失策絡みで奪った1点のみ。あと1本が出なかった。

(初回悔やむ植松/) 4番の植松は4回先頭で右翼線二塁打、6回に1死から中前打と気を吐いた。だが、初回1死一、二塁では外角の変化球を引っかけて二ゴロ。「ランナーがいないところでは打てたが、初回のチャンスで打たないと。ぼくが打っていれば流れは変わったと思う」と先制機での凡打を悔やんだ。

 守りではピンチで粘りきれなかった。特に0―1の8回に1死二塁から3番の奥村に打たれた中越え適時二塁打が痛かった。捕手でもある植松は「一塁が空いていたので、外のボール球を要求していたが、甘く入った。(投手の)長谷川だけではなく、バッテリーのコントロールミスだと思う」と振り返った。

 敗れはしたが、小豆島らしさは見せた。最後まであきらめず、笑顔で全力プレーを続けた。ピンチでマウンドに走った伝令役の河原は「ベンチもしっかり声は出ていた。やるべきことはできたと思う」と胸を張った。植松は「ここに立てたのは応援してくれているみなさんのおかげ。感謝している。次は香川県で一番になって、甲子園でみんなと校歌を歌いたい」と甲子園帰還を誓った。悔しい敗戦はきっと夏につながる。

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