福井 開幕3戦目へ万全!鷹斬り0封締め 今春防御率0・45

[ 2016年3月22日 05:45 ]

<広・ソ>先発し6回無失点と好投した福井

オープン戦 広島0―2ソフトバンク

(3月21日 マツダスタジアム)
 広島・福井優也投手(28)が万全の状態でオープン戦を終えた。21日の最終ソフトバンク戦(マツダ)に先発し、宝刀フォークで柳田から2三振を奪うなど、6回を1安打零封。今春は4試合で防御率0・45と抜群の安定感を誇った。開幕3戦目の27日、DeNA戦(同)先発へ視界は良好。チームは8勝6敗2分で終え、25日の開幕戦から25年ぶりのVを懸けて戦う。

 見違えるほどの変身ぶりだ。制球に苦しみ、自滅した姿は今や昔。ジョンソン、黒田の2枚看板が苦投を強いられたソフトバンクの強力打線を、福井がリベンジとばかりに牛耳った。それでも白い歯は一切見せない。

 「ゼロに抑えられたのはよかった。走者を背負った場面で抑えられたことも収穫だけど、無駄な四球が反省点。きょうの課題を見つめ直したい」

 力のある直球は最速148キロを計測。それ以上にキラリと光ったのはフォークの切れ味だ。前日20日に2発を被弾した柳田に対しては初回1死一塁で、4回先頭打者で、それぞれ空振り三振。6回にも二ゴロに仕留め、完全に沈黙させた。

 「いい打者なので、逃げずに向かって行ったことが、結果につながったと思う。自信にしたい」

 鷹打線には昨年6月14日の交流戦で、4回途中8安打7失点KOされた苦い過去がある。「やり返すという気持ち。1点もやりたくないと思って投げた」。四球が絡んで1死二、三塁とされた5回。唯一のピンチで、闘志を空回りさせず結果につなげた。この日のハイライトはこうだ。

 斐紹(あやつぐ)にはフォークを多投。10球粘られたが、最後は高めのボール球を振らせて一飛に仕留め、続く福田も外角低めのフォークで空振り三振に斬った。「斐紹にスライダーやカットボールが投げられたら、もう少し楽になったかな…と」。その日の状態に応じて投球を組み立て、一方では冷静に反省する。昨季までとは違う成長の跡だった。

 今春に刻んだ数字は輝かしい。オープン戦4試合に登板し、20イニングを8安打1失点。防御率にして0・45。緒方監督は「よかったね」と短い言葉で信頼感を示し、畝投手コーチも「慌てないし、修正能力も高まった。このままシーズンにつなげてほしい」と期待した。

 「まだまだオープン戦だし、シーズンでしっかり投げてこそ本物。1年間ローテーションを守って試合をつくり、チームの優勝に貢献したい」

 早大の先輩でメジャー帰りの和田に、一歩も引かない鮮やかな零封ショー。福井は頼もしい。(江尾 卓也)

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