谷繁に聞く「個人的には誇りに思う」「負けたことの方が大きい」

[ 2015年7月25日 22:48 ]

<ヤ・中>7回から守備に着く谷繁。右は田島

セ・リーグ 中日5―6ヤクルト

(7月25日 神宮)
 出場試合数のプロ野球記録に並んだ中日の谷繁は試合後、淡々とした表情で心境を語った。

 ―今の気持ちは。

 「数字よりもきょうの試合のことの方が大きなこと。個人的には3017にたどり着いたというのは誇りに思う。でも正直、実感はない」

 ―じわじわくるものか。

 「それはやめたときに振り返ると思う。今何かありますかと言われても、現時点ではきょう負けたことの方が大きい」

 ―劣勢での出場。点差を広げたくなかった。

 「常にそう思っている。チームをどう動かすのが一番いいかを考えながらやっている」

 ―チームのための出場だった。

 「そうやってずっと27年間やってきたから。そのときそのときで立場が違いながらも、常にそういう思いできた」

 ―選手兼任監督の先輩でもある野村克也氏に並んだ。

 「時代は違うが、素晴らしい成績を残された野村さんに、試合数だけでも並べたのは本当に光栄」

 ▼野村克也氏の話 これから(記録を更新する選手が)もっと出てくるんじゃないか。今の選手は環境に恵まれているから。現代のプレーイングマネジャーは難しい。でもやっている以上は期待に応えないと。

 ▼佐々木主浩氏の話 かわいい弟分。監督だから弟分じゃないか。ストイックな努力を重ねての日本記録達成、本当におめでとう。配球を試合の中で教えられ、捕手として成長できたのかなと思う。

 ▼DeNA・三浦 大変な記録に並んだ。一緒にバッテリーを組ませてもらったことを誇りに思う。これからも体を大切に、頑張ってください。

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