現存企業チームで日本最古 創部106年のJR北海道が特別表彰

[ 2015年7月14日 10:25 ]

第86回都市対抗野球

 今夏の甲子園は「高校野球100年」の節目の大会として注目を集めているが、都市対抗でも18日、開会式で創部100年以上の全国の古豪4チームが特別表彰される。

 そのなかで今大会出場切符を獲得したのが創部107年目のJR北海道だ。2年ぶりの東京ドームに出場が記念表彰と重なった狐塚賢浩監督(49)は「ありがたい表彰。代表として開会式にいられることが光栄」と話す。1909年(明42)に札幌鉄道局野球部として創部。29年(昭4)の第3回大会に初出場している。国鉄民営化に伴い87年にJR北海道野球部となり、07年の第78回大会では黄獅子旗を獲得した。都市対抗出場は今回で12度目。現存する企業チームで日本最古のチームは、紆余曲折(うよきょくせつ)を経て歴史を紡いできた。

 チームは22日の1回戦で昨年の日本選手権覇者・トヨタ自動車と対戦する。「長い歴史を持つ野球部としての自覚と責任の大きさを感じながらプレーしてほしい」と狐塚監督。社会人野球の黎明(れいめい)期から活動してきた誇りを胸に黒獅子旗を目指す。 (竹内 敦子)

◇今大会で表彰される創部100年以上のチーム◇
 創部年  チーム名(所属) 
1909年 JR北海道(北海道)
1914年 石巻日和クラブ(宮城)
1915年 桂クラブ(山梨)
1916年 新潟コンマーシャル倶楽部(新潟)

続きを表示

2015年7月14日のニュース