世田谷学園　岡山ツインズで快勝！弟無失点＆兄１安打　

＜世田谷学園・中大付＞投打に存在感を見せた岡山ツインズ（左は弟・隼大、右は兄・将大）

第９７回全国高校野球選手権西東京大会２回戦 世田谷学園９―０中大付

（7月13日 町田市小野路）
　世田谷学園の岡山ツインズがチームをけん引した。弟のエース・隼大（はやと）は５回を１安打無失点に抑える快投。打っては２安打２打点をマークすれば「５番・右翼」の兄・将大（まさと）は１安打１打点、守りでは際どいファウルフライを好捕するなど存在感を見せた。昨秋まで将大が投手で隼大が捕手。双子バッテリーだったが、チーム方針でともにコンバートされた隼大は「寂しい思いはあるが、チームのためになるところで」と背番号１を背負った。

　「はっきりとダメなところを言ってくれるのでためになる」と将大が言えば、隼大は「次は違うチームで、真剣勝負をしてみたい」。ライバルでもあり、無二の親友。９３年以来の甲子園へ、双子の絆がチームの勢いを加速させる。　（高木　翔平）