高木勇 プロ最短3回5失点KOで4連敗…無念バースデー

[ 2015年7月14日 05:30 ]

<D・巨>2回2死二塁 梶谷に適時打を浴びガックリの高木勇

セ・リーグ 巨人4―7DeNA

(7月13日 横浜)
 巨人の新人・高木勇が苦しんでいる。3回を投げ、自己ワーストの5失点。プロ入り後初めて5回を投げきれなかった。「毎回失点してしまい、長いイニングを投げられずにチームに申し訳ない」。5月24日を最後に白星がなく、4連敗だ。

 初回、先頭・梶谷、2番・松本に連続被弾。打たれたのはいずれも「高木ボール」と呼ばれる曲がりの大きい得意球のカットボールだった。甘いコースとはいえ、簡単に捉えられ、捕手の相川は「今までは(打者が)狙っていても打たれなかった。質感が今までの球ではない」と首をかしげた。

 1年目で開幕ローテーション入りし、初登板から5連勝。しかし、対戦相手も研究を重ね、勝てなくなった。目に見えない疲労もあるだろう。「何もかもが初めての経験。どう受け止めて、次にいくかが大事」と原監督。降板後には高木勇に投球フォームの課題について直々に伝えた。

 チームは2連敗で貯金は1に減った。この日26歳の誕生日を自ら祝うことができなかった高木勇は「ファンの方も応援してくれていたので悔しい」と話し、初出場の球宴を経て、後半戦に備える。 (川手 達矢)

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2015年7月14日のニュース