金光大阪の2年5番・上岡が逆転弾 レジェンド校・市岡は涙

[ 2015年7月14日 05:30 ]

<市岡・金光大阪>9回、2死一、二塁、金光大阪・上岡龍太が逆転ホームランを放ち嬉し泣きながら塁を回る

第97回全国高校野球選手権大阪大会1回戦 金光大阪5―4市岡

(7月13日 豊中ローズ)
 金光大阪の2年生の5番打者が値千金のV弾だ。2点を追う9回2死一、二塁から上岡が低め直球を強振し弾丸ライナーで左翼席へ逆転弾を放り込んだ。チームは13年夏の4回戦で市岡に敗れており痛快なリベンジ星となった。「市岡の勢いに飲み込まれそうになりましたが、スタンド全員の声が力になりました」。冬の時期に一度は退部を考えたが、米沢主将の熱心な説得で翻意。次打者席にいた主将に「恩返しがしたかった」と笑った。

 ≪レジェンド校・市岡 9回2死暗転≫市岡は金光大阪に逆転負け。9回2死から逆転3ランを被弾した田島は「頭の中が真っ白になった。自分が抑えられなくて申し訳ないです」と唇をかんだ。同校は第1回大会の地方大会から皆勤出場する全国15校の“レジェンド校”の一つで、春夏通算21度の甲子園出場を誇る。就任4年目の宇賀神充利監督は「(野球部の)歴史は常に感じています。最後は一つになってくれたと思う」と選手をねぎらった。

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2015年7月14日のニュース