工藤監督満足「3倍返し」どころか 松田からの6倍返し!

[ 2015年5月25日 05:30 ]

<日・ソ>初回2死一、二塁、先制3ランを放った松田はスタンドに向かってガッツポーズ

パ・リーグ ソフトバンク12-0日本ハム

(5月24日 札幌D)
 ソフトバンクは24日、打線が爆発し、日本ハムに12―0で圧勝。同一カード3連敗は免れ、交流戦前最後の一戦を白星で飾った。初回に松田宣浩内野手(32)の11号3ランで先制すると、4回には内川聖一外野手(32)も4号ソロ。2―9で大敗した23日の試合後、工藤公康監督(52)は「3倍返し」を誓ったが、前日の「6倍」にあたる12得点の猛攻で1、2戦目のうっぷんを晴らした。

 ボッコボコにされたまま札幌を離れるわけにはいかない。やられたらやり返す。自慢の強力打線が前日の工藤監督の鼓舞に応えた。いずれも今季最多タイとなる15安打12得点の大爆発。同一カード3連敗を阻止した。

 「きのう3倍返し、と言ったのは、そのぐらいの気持ちでということ。それが初回3点、2回に2点。僕の中では川島君のタイムリーが大きかった。きょうの勝ちは天と地の差ぐらいある」

 3連勝をもくろんで首位・日本ハムが送り込んだルーキー有原にプロの厳しさを教えた。火を付けたのはやっぱり、この男。初回2死一、二塁から、腰痛の李大浩(イデホ)に代わり5番を任されている松田が、先制の11号3ランを見舞った。

 「よく飛んでくれた。いい流れで先制点を挙げることができた。打順は関係ない。結果的にホームランになったけど、得点圏にいるときは走者を還すことだけ考えている」。カウント1ボールから来たど真ん中の148キロ直球。一番腕が伸びるコースとはいえ、打球はそのままバックスクリーン右へ飛び込んだ。

 チームを、先発の寺原を勇気づける1発。ベンチに戻ると右翼席のファンへ向かって、いつも以上に派手なアクションで吠えたのも、気持ちが入っていた証拠だ。「テラ(寺原)が投げるときは不思議と良く打つ。だって同学年ですから」とこの日4打点と荒稼ぎした選手会長は胸を張った。

 こうなると4番で主将の内川も負けていられない。4回2死から左中間に4号ソロを放つなど、3安打の猛打賞。「(本塁打は)ちょっと詰まったけど、入ってくれました。あそこは簡単に3者凡退で終わりたくなかった」。この日の12得点中、9点は2死からの得点。主将の諦めない姿勢がチームの粘り強い攻撃を呼び込んだ。試合前にはお笑いタレントの南原清隆からインタビューを受け、即席のウッチー&ナンチャンを結成。これもいい気分転換になったのかもしれない。

 「この勝ちは大きい」。指揮官はもう一度うなずいた。首位・日本ハムとは再び1ゲーム差。26日からは、過去4度優勝している得意の交流戦が始まる。

 ▼ソフトバンク・寺原(昨年5月に右膝を手術し、約1年ぶりの白星)素直にうれしい。野手のみんなが序盤に大量点を取ってくれて、気持ちの面で助かった。

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