なぜ?巨人GMシーズン序盤交代劇 まだ間に合う外国人補強やトレード

[ 2015年5月12日 06:00 ]

就任会見を行った堤GM兼編成本部長

 巨人は11日、原沢敦専務取締役球団代表兼GM兼編成本部長(59)のGM兼編成本部長職を解き、堤辰佳氏(49=現・読売新聞東京本社運動部長)がGM兼編成本部長に就任すると発表した。原沢氏は専務取締役として球団代表の職に専念する。編成体制の強化が狙いで、リーグ4連覇と3年ぶりの日本一奪回に向け、シーズン序盤に異例の人事を断行した。

 巨人が動いた。これまで原沢氏が球団代表と兼任していたGM職に堤氏が就任。球団は「リーグ4連覇ならびに日本シリーズ優勝を達成するために、編成体制を緊急に強化することが必要だと判断した」と説明した。シーズン途中での組織改革はリーグ4連覇、日本一奪還に懸ける妥協なき姿勢の表れだ。

 チーム強化の責任者の明確化。それが今回の堤氏の新GM就任の狙いである。堤氏は過去に球団広報部長や統括部長兼GM補佐などを歴任。この日、東京都内の球団事務所で取材に応じ「よりきめ細かに現場とのコミュニケーションも含め、チームの将来像とか、そういったものもこれから勉強したい。より責任も明確になる」と抱負を述べた。

 11年オフからGM職も担い、リーグ3連覇に尽力してきた原沢氏は「二足のわらじを履いてきましたが、それぞれに課題が山積していて2つの仕事を十分にこなせていないと思ってきました」と球団を通じてコメントを発表した。原沢氏も引き続き編成業務を支援するが、代表職との業務を分離して編成体制の責任と権限を明確化した。

 今季チームは36試合を消化した時点で2・5ゲーム差の2位。阿部、坂本ら故障者が多い中で奮闘する一方、新外国人フランシスコは攻守に精彩を欠いて2軍に降格し、同じく今季から加入した先発右腕マイコラスも3試合未勝利に終わっている。だが、7月末まで外国人補強やトレードを行うことも可能。そのため交流戦前というスピードで編成部門を強化する人事を断行した。

 ◆堤 辰佳(つつみ・たつよし)1965年(昭40)8月22日生まれ、熊本県出身。済々黌から慶大に進学し野球部で4年時には主将も務めた。89年に読売新聞社に入社した。社会部主任、同次長、読売巨人軍広報部長、同統括部長兼GM補佐を経て14年3月から読売新聞東京本社運動部長を務めていた。

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