巨人 移籍後初昇格の堂上がマエケン討ち!菅野、エース対決制す

[ 2015年5月12日 20:46 ]

<巨・広>2回1死一塁、堂上は中前に移籍後初安打を放つ

セ・リーグ 巨人2―1広島

(5月12日 東京D)
 巨人が終盤の逆転劇で広島との接戦を制した。1点を追う7回、この日1軍登録即スタメン起用の堂上が同点の適時二塁打を放ち、三進後に暴投で逆転のホームを踏んだ。先発・菅野は7回を6安打1失点で今季4勝目。広島の連勝は6で止まった。

 移籍後初の1軍昇格で初スタメンの堂上がチームを救った。菅野、前田健の両エース対決は5回まで互いに0行進。6回に菅野が1点を失ったが、7回に打線が援護した。井端の左前打で1死一塁とすると、打席には背番号91が入った。

 昨季限りで中日を戦力外となり、育成契約で巨人に加入した堂上。キャンプ中の好成績で支配下選手登録を勝ち取ったものの、その後のオープン戦で右手親指を骨折。数々の苦難を乗り越え、1軍舞台に戻ってきた男はいきなり魅せた。

 2回の第1打席で中前打を放ち、移籍後初安打。そして迎えた7回の第3打席だった。1死一塁から同点の左中間適時二塁打。なおも2死一、三塁から前田健の暴投で三塁走者・堂上が生還し勝ち越した。

 広島は6回、1死から三塁強襲安打の丸を一塁に置き、ロサリオがフェンス直撃の左中間適時二塁打を放って先制した。しかし先発・前田健がリードを守り切れず、逆転負けでチームの連勝は止まった。

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