阪神 151キロ高校生右腕を上位リストアップ「能力は超高校級」

[ 2015年5月12日 07:20 ]

東海大相模の吉田

 阪神が今秋ドラフトの上位候補に東海大相模・吉田凌投手(3年)をリストアップしていることが11日、分かった。MAX151キロを誇る本格派右腕で、昨夏の神奈川大会決勝・向上戦では8回2/3を投げ、20奪三振をマークした逸材。地元・兵庫県出身ということも魅力の一つだ。

 阪神が高校球界屈指の逸材を上位候補としてマークする。吉田は昨夏、甲子園に出場。今春の選抜出場はならなかったが、最速151キロの本格派右腕。球団幹部の評価も高い。

 「能力の高さは超高校級と聞いている。経験も豊富だし、兵庫県出身ということも、魅力の一つ」

 吉田の名を一躍広めたのは、昨夏の神奈川大会決勝だった。向上戦で先発すると、9回途中までに20奪三振をマーク。速球に加え、ウイニングショットである鋭く切れる縦のスライダーで相手打線を翻弄(ほんろう)した。三振を狙って奪える能力には、特筆すべきものがある。甲子園では初戦敗退に終わったものの、リリーフした盛岡大付戦では2回打者6人をパーフェクト。3つの三振を奪った。

 球団ではすでに県岐阜商・高橋純平投手(3年)をドラフト1位候補として密着マークを行う方針を固めているが、吉田のもう一つの魅力は地元・兵庫県西脇市出身ということだ。西脇東中学時代には兵庫北播シニアに在籍。日本代表にも選出されるなど、有名なスーパー中学生だった。12年ドラフト1位だった藤浪(大阪桐蔭)をはじめ、球団内では関西出身の逸材を積極指名していきたいという考えがあるのは事実だ。

 「球団として右の本格派投手を獲得したいという声もある。高校生ならなおさらです」

 球団幹部が明かしたように、ここ2年のドラフト1位は岩貞、横山と左投手が続いた。全体のバランスを考慮しても、右投手への需要は自然と高まっている。県岐阜商・高橋に加え、吉田に注目が集まるのはそのあたりのチーム事情もある。ましてや、超高校級の投手であるならば、獲得を目指すのは当然の流れと言えるだろう。

 いずれは藤浪とともに、チームの屋台骨を支える存在になり得る名門の豪腕。右の投手王国を築き上げるべく、吉田の動向も追い続ける。

 ◆吉田 凌(よしだ・りょう)1997年(平9)6月20日、兵庫県生まれの17歳。小1から西脇スポーツ少年団で野球を始める。西脇東中時代は兵庫北播シニアに所属し、2年夏に全国大会4強。日本代表に選出され、世界大会8強。東海大相模(神奈川)では1年春からベンチ入りし、2年夏に甲子園出場。1メートル81、72キロ。右投げ右打ち。

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