ただ一人盗塁阻止率4割超 ハム大野 縦スローで野手“安心”

[ 2014年2月18日 09:08 ]

練習で二塁に送球する大野

 昨季、12球団捕手の中で盗塁阻止率が4割以上だったのは日本ハム・大野ただ一人だった。阻止率・421。そこには独特な「縦振り」のスローイングがある。

 大野は捕球から送球するまでのイメージについて「上から投げようと意識している。浮き上がる球ではなく(ベースに向かって)一直線に投げる」と打ち明けた。

 多くの捕手は少しでも速く投げようと、スリークオーターのような横振りとなるが、シュート回転し、ショートバウンドした際に不規則な弾み方になる危険性を伴う。だから、大野は頭の上から真っすぐに振り下ろすことにこだわっている。上から投げ下ろす送球はきれいな縦回転となり、たとえワンバウンドしても野手が捕球しやすく、タッチもしやすい。昨季、大野は失策が2個だったが、送球での失策はゼロ。パ・リーグの主力捕手の中でも群を抜いた数字だ。二塁と遊撃を守る中島も「大野さんの送球はシュートやカット回転することがほとんどない」と証言。中嶋バッテリーコーチは「(大野が)盗塁を刺せる理由はキャッチングがいいから。きっちりと捕球ができるからボールをしっかり握ることもできる」とも明かした。

 プロでは捕手の二塁送球タイムは捕球してから1・9秒で合格点。大野は1・8秒の強肩だが、それだけで盗塁は刺せない。「縦の安定感」があるからこそ、プロの世界でトップの成績を残している。

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