藤浪 ミスチルと完全タッグ 登板テーマも打席も、プロ1号打つ!

[ 2014年2月18日 07:48 ]

今季は大好きなミスチルをテーマ曲にノリノリで打席に向かう藤浪。狙うはプロ1号だ

 打席に入る際もミスチルでノリノリだ!阪神・藤浪晋太郎投手(19)が、今季からホームゲームの打席用登場テーマ曲をMr.Children(ミスターチルドレン)の「Worlds end」に変更することが17日、分かった。昨季はGReeeeNの「every」だった。登板時のテーマ曲は昨季同様、ミスチルの「PADDLE」を継続使用。リズミカルな調べに乗って気持ち良くバットを振り抜けば、プロ1号本塁打も夢じゃない!

 「本職」の投球に比べて苦手意識を持っている打撃も、今季は大好きなミスチルでノリノリだ。

 常々、「自分の打撃には誰も期待していないと思う」と打撃面に関しては、極度に弱気発言を繰り返してきた背番号19。昨季は37打数1安打、打率・027に終わった。だからと言って、おろそかにするつもりはない。バットを握れば「9人目の打者」。その自覚は、十分に持っている。自らのバットで得点に絡むことが出来れば、それだけ勝ち星が近づくことも重々に承知している。

 だからこそ打席に向かう際には、可能な限りテンションを高められる曲を聞きながら歩みを進めたいところ。そこで今季から打席用のテーマ曲を変更することを決めた。

 その“心”は―。投球面だけでなく、打撃面でもチームの勝利に少しでも貢献したい、という気持ちの表れと言っていいだろう。そんな藤浪が選んだ曲は、やはり大好きなミスチルのナンバーだった。05年リリースのアルバム「IラブU」に収録されている「Worlds end」。シングルカットこそされていないものの、ミスチルファンの間では隠れた名曲として知られている。藤浪らしい、選曲だ。

 藤浪自身、選曲した理由を「打席なので、ノリの良い曲を」と話すように「Worlds end」はサビ部分で一気にアップテンポとなり、気分を高揚させてくれる名曲。「何に縛られるでもなく、僕らはどこへでも行ける そうどんな世界の果てへも 気ままに旅して廻って…」という1番のサビ部分の歌詞も、打席へ向かう藤浪にピッタリだ。投手だから、9番打者だから…。そんな“縛り”は、関係ないと言わんばかりだ。

 大阪桐蔭高時代にはスイングスピード150キロ超を誇り、春夏の甲子園でそれぞれ本塁打も放った。今キャンプでも7、15日のフリー打撃でともにサク越え2本を放っており、「当たったら飛ぶ方と思う。ただ試合では当たりませんけど」と話す藤浪。大好きなミスチルのリズムに乗ってバットを振れば、「当たる」可能性も高くなるはず。となれば、プロ1号本塁打も決して夢物語ではない。「世界の果て」まで飛ばす必要はない。投球はもちろん、そのバットも駆使して、猛虎を「セ界の頂点」、そして日本一まで導いてくれたらいい。

 ▽藤浪の打席 昨季は登板用テーマ曲とは別に、打席用としてGReeeeNの「every」を使用。打撃成績は37打数1安打1打点の打率.027。4月28日のDeNA戦(横浜)6回に三浦から放ったプロ初安打の右中間二塁打以降、シーズン終了まで34打席連続で無安打だった。

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