田中は「東京タフガイ」“野戦病院”で唯一離脱なし

[ 2012年9月18日 06:00 ]

<広・ヤ>ヒーローインタビューを終え、スタンドの声援に応える田中

セ・リーグ ヤクルト5-4広島

(9月17日 マツダ)
 ヤクルト・田中の手は想像以上にしびれていた。だが、振り切った。

 「難しい球だった。激しく詰まった。ミコライオは簡単に打てる投手ではないので、打った瞬間舞い上がりましたよ」

 1点を追う9回。代打の宮本と武内が連打し、雄平が犠打を決めた1死二、三塁。2ボール1ストライクから2メートル5の守護神が投じた148キロの内角直球を、田中がしぶとく右前に運んで試合をひっくり返した。CS進出を争う広島とのゲーム差を4に広げると同時に、4連勝でついに7月28日以来の勝率5割に復帰した。

 野戦病院と化しているチーム。今季主力で唯一離脱していないのが田中だ。神宮では打席に入る際、スタジアムDJが「東京タフガイ!」と叫ぶ。「いや、それは」と謙遜するが、健康維持のためさ細な努力も怠らない。最近は1分仮眠法という睡眠法に興味を持ち、瞬間的に眠り疲れを取るすべも習得した。9連戦真っ最中の東京からの移動試合。それでも2安打。6月に・223だった打率も・270まで上昇させた。「一つでも多く勝ちたい」。CS争いの緊張感の中で、田中がタフガイぶりを発揮し続ける。

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