浅尾復活の151キロ 127日ぶり1軍登板

[ 2012年9月18日 06:00 ]

<中・巨>5月13日以来127日ぶりに1軍で登板した浅尾

セ・リーグ 中日2-0巨人

(9月17日 ナゴヤD)
 地鳴りのような大歓声。昨季MVP右腕がナゴヤドームに帰ってきた。5月13日広島戦(マツダ)以来127日ぶりの1軍マウンド。中日の浅尾はその球威で復活を証明した。

 「凄く緊張しましたけど、何とか0点で抑えられてよかった」。0―0の7回。いきなり緊迫した場面で主軸を迎えた。先頭の坂本を左飛。阿部に右前打、高橋由には四球で1死一、二塁としたが、ここから踏ん張った。村田からスライダーで空振り三振を奪い、亀井も遊飛に打ち取った。復帰前に140キロ台前半まで落ちた直球は、最速で151キロを計測した。

 昨季は1年間で5失点。今季は出場選手登録を抹消された5月14日までに6点を失った。勤続疲労。右肩を痛めた影響もあった。2軍でも夏場に打たれる試合が続いたが、8月11日に脳内出血で急逝した稲葉2軍投手コーチ(享年63)や、山本昌、川上という大先輩に助言を仰ぎながら復活への道を模索した。

 「稲葉さんに教えていただいたことは常に頭にある。いろんな方のおかげで帰って来られた」

 吉見が右肘違和感で緊急降板したが、終わってみれば浅尾ら5投手による完封リレー。3戦連続の零封勝ちに高木監督は「中日本来の会心のリレー」とうなった。浅尾の今後の起用法について、権藤投手コーチは「次も試したくなる試運転」と表現し、本来のセットアッパーとしての起用を示唆。3連覇は絶望的だがCSがある。巨人との「最終決戦」を見据え、頼もしい男が帰ってきた。

 ▼中日・岩瀬(8回を無失点に抑えて今季初勝利)与えられたところで結果を出すしかない。

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