頼れる中田で0・5差 シーズン左右する一打

[ 2012年9月5日 06:00 ]

<日・楽>8回1死二、三塁、逆転となる左翼線二塁打を打った中田は二塁ベース上で大喜び

パ・リーグ 日本ハム3-1楽天

(9月4日 東京D)
 日本ハムは4日、1点を追う8回に4番・中田翔内野手(23)の2点二塁打で逆転勝ちを飾った。参加が正式に決まったWBC日本代表の有力候補でもある中田の効果的な一打で、チームは引き分けを挟んで4連勝で貯金は10。リーグ60勝一番乗りで首位・西武に0・5ゲーム差と迫った。

 両手をベンチに向かって突き出してからガッツポーズ。中田が珍しく派手に喜びを表現した。シーズンを左右しかねない1勝をもたらした一打はそれだけ価値があった。

 「この試合を落としていたら立ち直れないぐらいやったから…。でも、本当に飛んだところが良かった。それに尽きるね」。試合後のベンチ裏通路では大粒の汗をぬぐいながら、いたずらっぽく笑った。

 1、2打席とも得点圏に走者を置きながら凡退。4番として強く責任を感じていた。6回の第3打席は大振りせずチャンスメークに徹して左中間二塁打。1点を追う8回1死二、三塁。美馬の初球、外角高めスライダーを強引に引っ張ると打球は高く跳ねて左翼線を転がる逆転二塁打となった。守備では谷口が好返球から追加点を阻止。直前の打席では西川が内野安打で出塁といずれも2年目コンビの奮闘に「後輩に偉そうなこと何も言えなくなるから、何とかしようと必死だった」と先輩の意地を見せつけた。

 「翔を日本代表の4番にすることが俺の使命」と話す栗山監督の期待に応えて、勝利打点13は西武・中村と並んでリーグトップの数字となった。参加が決まったWBC日本代表候補となるのは確実な中田は「選ばれたら最高のこと。そうなるように結果を残さないとダメ。日の丸は、やってやるぞと凄く気持ちが入る」。さらに兄貴分と慕うダルビッシュ(レンジャーズ)と再びチームメートとなる機会に「それはぜひやりたいっすね」と思いをはせた。

 60勝一番乗りのチームは首位・西武と0・5差に詰め寄った。残り25試合。中田のバットが混戦パ・リーグを抜け出すカギとなる。

 ▼日本ハム・谷口(プロ初出場。8回にピンチを救うレーザービームで逆転劇をお膳立て)あの返球はやった僕がビックリ。でも一つのプレーで流れが変わる。これが野球なんだと思った。ベンチでも“おまえのおかげ”と言われてうれしかった。

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