矢野燿大氏指摘 阪神3連発 東京ドームで致命的な間違い犯した東野

[ 2011年5月4日 08:24 ]

<巨・神>ガックリした表情でベンチに引き揚げる東野

プロ野球 セ・リーグ 巨人3-7阪神

(5月4日 東京D)
 【矢野燿大「野球とは」】東京ドームは最も本塁打が出やすい球場だ。それは統一球であっても変わらない。風がなく、自分のスイングをすればどの方向へも入る。4発を浴びた巨人・東野。特に3連発は、この球場でやってはいけない間違いを犯した結果だった。

 3回。内角へ勝負に行って打たれた鳥谷の2ランは仕方ない。問題はその後。新井、ブラゼルにはスライダーが高めに入った。東京ドームを本拠にしている以上、高さは絶対に間違ってはいけない。「統一球は飛ばないから」との意識はないと思うが、もし持っていたらここでは捨てるべきだ。この日の結果を見れば明らかだろう。

 直球が走らず、縦の変化球も使えない。状態が悪いのは分かる。しかし、開幕投手は「調子が悪いから駄目でした」では困る。3連発の後に打席に立たせたのも原監督の期待の表れ。カーブを使うなり何とか低めをついて行くなり、悪いときにどうするかが、課題になる。(スポニチ評論家) 

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2011年5月4日のニュース