「能見全部よかった」城島巧みリードで貢献

[ 2011年5月4日 06:00 ]

<巨・神>完投勝利の能見(右)は城島とタッチを交わす

プロ野球 セ・リーグ 阪神7-3巨人

(5月4日 東京D)
 派手な一発はなくともきっちりと仕事を果たした。阪神・城島は先発した能見を巧みにリードしカード初戦の勝利に貢献した。

 「能見は全部良かったよ。強いていえばチェンジアップかな。フォークと同じぐらい使えたから」。捕手としての目がさえわたった。序盤で精度の高さをミットで感じたチェンジアップでカウントを稼ぎ、直球を決め球にするリードに即座に変更した。2000本安打にあと2本と迫る巨人・小笠原も第1打席に直球で空振り三振に打ち取るなど計2奪三振の4打席無安打に封じた。

 「能見はカードの頭でずっと投げていて勝ちが付いて良かった」。エースの白星を誰よりも喜んだのはジョーだった。バットでは8回の第4打席に投手強襲の内野安打も放った。クリーンアップの3連発には「阪神だから騒ぐんでしょ?どこのチームにもあることですよ」と豪快に笑って締めくくった。

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2011年5月4日のニュース