オリックスいきなり崖っ縁 ローズ完敗4の0

[ 2008年10月12日 06:00 ]

<オ・日>8回、ローズはニゴロ併殺打に倒れ、悔しげに上を見上げる

 【オリックス1-4日本ハム】京セラドームが大きなため息に包まれた。4点を追う8回にカブレラの犠飛で1点を返し、なおも1死一塁で打席には4番・ローズ。オリックスファンのボルテージは上がったが、ダルビッシュの速球を叩いた打球は二塁への併殺打。これで反撃ムードが一気にしぼんでしまった。

 南海・門田以来史上2人目の“40代40発”を達成した百戦錬磨の主砲もダルビッシュにはレギュラーシーズンで8打数1安打(打率・125)と抑え込まれていた。CSでの雪辱を期していたが、初回1死一、二塁でもカウント2―1からのフォークに空を切らされた。結局、4打数無安打2三振とブレーキ。前を打つカブレラが2安打1打点と好調だっただけに、元気のなさが目立った。
 大石監督は「きょうはダルビッシュにやられた。練習した通りに揺さぶることはできたが、ダルビッシュはピンチになっても抑える力がある。なかなか点が取れなかった」と素直に完敗を認めた。
 初戦を落とし早くも後がなくなったが、このまま終わるわけにはいかない。シーズン前半で監督交代がありながら、驚異の追い上げで2位に食い込んだチームは、これぐらいではへこたれない。

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2008年10月12日のニュース