巨人・高橋礼「試合の決着がつくまでいきたかった」 0―0で代打に「これがセ・リーグ」

[ 2024年3月31日 18:45 ]

セ・リーグ   巨人0―5阪神 ( 2024年3月31日    東京D )

<巨・神>初回を終えた巨人の先発・高橋礼(撮影・西川祐介)
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 巨人の高橋礼投手(28)が開幕3戦目となった31日の阪神戦(東京D)でソフトバンクから移籍後、初登板初先発。6回1安打無失点と二塁も踏ませない好投を披露した。

 だが、打線の援護に恵まれず、0―0のまま降板。ソフトバンク時代の2021年4月17日西武戦(メットライフD)以来3年ぶりとなる白星はお預けとなった。なお、チームはその後、リリーフ陣が2本塁打を許して0―5で敗戦。開幕3連勝を逃し、今季初黒星を喫している。

 試合後、高橋礼との一問一答は以下の通り。

 ――振り返って。

 「シーズン一発目の印象は凄く大事だと思いましたし。そのなかで自分がやるべきこと、キャンプ、オープン戦で積み上げた、どういう場面だろうとぶれない、間違いのないものを積み上げる、その一歩になったかな」

 ――テンポ。

 「とにかくテンポというのは相手に考える間を与えないし、野手のリズムもつくれますし。自分としても考えすぎて細かいところにコントロールしすぎるような悪い方向にいきがちなので。それがあまりこう出ないように速いテンポでとにかくストライクゾーンのなかでどんどん勝負する。結果打たれたら反省すればいいし。ただそれだけですね」

 ――無失点記録は。

 「気になってはいましたけど、自分ができることやれることをやると決めていましたし。点をとられたとしても戸郷は戸郷だし、グリフィンはグリフィンだし、オレはオレだしという感じで。人と比べるのはやめて、点をとられても次の点をとられなければOKという気持ちで投げました」

 ――オープン戦との違い。

 「自分の投球ができればなんとか試合になると思っていたので。そんなに阪神打線に違いは感じなかったですね」

 ――好機で代打。まだ投げられた。

 「そうですね。試合の決着がつくまできょうはいきたかったなというのはありますけど、これがセ・リーグのそういう文化というかそういうものですし。そういう巡り合わせは仕方ない」

 ――阿部監督から謝罪も。

 「ピッチャーは次もゼロに抑えることだけが仕事なので。勝ちがつくつかないとか、抑えているのにおろされるとかそういうことは考えず、自分がコントロールできることだけを考える」

 ――何が良かった?

 「あんまり自分としては納得いくボールはいってなかったんですけど、それでも逆に丁寧に投げられたのと、ストライク先行でテンポ上げられたのでよかったと思います」

 ――緊張は違った。

 「そこまで変わらないというか。前の甲子園と一緒の感じ。ある程度、緊張していましたけど、緊張しすぎることはなかったですね」

 ――伝統の一戦。

 「結果的にこうやって注目していただいて、そのなかで投げられるのはうれしいことですし。次もしっかり調整して、たぶん日曜だと思うんですけど、自分のピッチングができるように頑張るだけですね」

 ――セ記録について。

 「結果的にそういう記録をつくれたのはうれしいですし。かといって意識することでもないのかなと思うので淡々とやります」

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