山本由伸 登場曲はドジャーズ本拠地も“代名詞曲” 初回は3者連続三振の立ち上がり

[ 2024年3月31日 11:20 ]

ナ・リーグ   ドジャース―カージナルス ( 2024年3月30日    ロサンゼルス )

<ドジャース・カージナルス>先頭打者から三振を奪う山本(撮影・白鳥 佳樹)
Photo By スポニチ

 ドジャースの山本由伸投手(25)が30日(日本時間31日)、本拠でのカージナルス戦で米本土&本拠地初先発。おなじみの登場曲を背にマウンドに上がった。

 メジャー初勝利を目指して本拠ドジャースタジアムでの初登板。球場に流れたのは、あの曲だった。日本のオリックス時代から、おなじみの代名詞ともいえる、VINAI&SCNDLの「Frontier(Extendet Mix)」だ。

 そして、初回は、先頭のドノバンを見逃し三振に斬って取ると、ゴールドシュミット、ゴーマンをスプリットで空振り三振に仕留めて3者連続三振。2回は1死からカーペンターに左前打を許したが、ヘレーラを捕ゴロ、2死二塁からはバールソンをスプリットで空振り三振に仕留め、3、4回は3者凡退に抑えた。雨脚が強くなり、35分間中断したが、再開直後の5回も2死からバールソンに左中間二塁打されたもののクロフォードを左飛に打ち取り、この回で降板した。68球中45球がストライクだった。

 ド軍は5回にベッツ、大谷の連続四球で1死一、二塁として、フリーマン、スミスの連続適時打で2点を勝ち越したが、救援陣が7回に5失点して逆転を許し、山本の勝ち星は消滅した。

 この日は、気候がいいことで知られるロサンゼルスでは珍しく雨予報で、実際に小雨が降る中で試合が始まった。試合前、山本のロッカーには、作成者、置いた人とも不明だが、てるてる坊主が設置され、大谷は「何だこれ?」と興味津々でスタッフに尋ねる場面もあった。

 山本は、韓国・ソウルでメジャーデビューした21日のパドレス戦は、1回4安打5失点と打ち込まれ、初黒星を喫した。先発での1回降板は自己最短、1イニング5失点も自己ワーストタイの屈辱的なマウンドとなっていた。米国に戻ってからは次回登板まで登板間隔が空くことから25日と28日と2度ブルペン入りして調整。試合前日は約90メートルの遠投を行って最終調整して、この日のマウンドに上がった。

 投手史上最長かつ最高総額となる12年3億2500万ドル(決定時約462億円)で加入したメジャー1年目。メジャーデビュー戦のリベンジに期待がかかる。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年3月31日のニュース