巨人・高橋礼 移籍後初登板で猛虎打線に二塁踏ませず 6回1安打零封好投も3年ぶり白星はお預け

[ 2024年3月31日 15:59 ]

セ・リーグ   巨人―阪神 ( 2024年3月31日    東京D )

<巨・神>3回、力投する高橋礼 (撮影・須田 麻祐子)
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 巨人の高橋礼投手(28)が開幕3戦目となった31日の阪神戦(東京D)でソフトバンクから移籍後、初登板初先発。6回1安打無失点と二塁も踏ませない好投を披露した。

 だが、打線の援護に恵まれず、0―0のまま降板。ソフトバンク時代の2021年4月17日西武戦(メットライフD)以来3年ぶりとなる白星はお預けとなった。

 初回、2死から森下に四球を与え、2回には2死から梅野に左前打されたが、3回と4回は3人でピシャリ。5回は2死から木浪を四球で歩かせたが、6回も上位打線を3人で仕留め、中盤の6回まで一度も二塁進塁を許さない好投を見せた。

 だが、味方打線は3回の2死満塁、4回の1死満塁という絶好の先制機を生かせず、いずれも無得点。

 6回には先頭の坂本が相手先発右腕・才木からこの試合5つ目となる四球を選んで出塁すると、阿部監督は才木と相性が良く、昨季セ・リーグ最多タイの21犠打を決めている大城卓に送りバントを指示。だが、2球連続バントファウルのあとで中飛に終わり、丸も凡退。吉川のこの試合3安打目となる右前打で2死一、三塁とチャンス拡大したところで高橋礼に打席が回ると、代打・梶谷が出て降板となった。

 なお、梶谷は一塁方向へ痛烈な打球を放ったが、大山のスライディングキャッチで阻止され、巨人はこの回も無得点。0―0のまま6回を終了し、高橋礼の移籍後初白星は次戦以降に持ち越された。

 投球内容は6回で打者21人に対して86球を投げ、1安打無失点。1三振を奪い、与えた四球は2つだった。

 高橋礼は昨年11月、アダム・ウォーカー外野手(32)との交換トレードにより泉圭輔投手(27)とともに巨人へ移籍。オープン戦で阪神戦を含む2試合に先発して計9回を1失点と結果を残して開幕ローテーション入りを果たした。

 ▼高橋礼 公式戦では初対戦でしたが、野手の方を信じて打たせることだけに集中しました。ランナーが出てからも、落ち着いて自分の投球ができたと思います。次も頑張ります。
 

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