巨人・阿部監督「完敗でございます」 それでも好機築いた8回に「去年だったらチーンってそのまま」

[ 2024年3月31日 17:32 ]

セ・リーグ   巨人0―5阪神 ( 2024年3月31日    東京D )

<巨・神>8回、マウンドでナインを鼓舞する阿部監督 (撮影・西川祐介)
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 4年ぶりV奪回を目指す巨人は、開幕3試合26イニング目にして今季初失点。5失点零敗を喫して開幕3連勝を逃し、今季初黒星を喫した。

 0―0のまま迎えた8回。3番手左腕・中川が、7回までわずか1安打の阪神打線に連打されたあとで開幕から無安打だった森下に痛恨の3ランを被弾。9回には5番手右腕・松井も小幡のソロ弾などで2点を失った。

 ソフトバンクから加入した高橋礼が移籍後初登板初先発で二塁も踏ませず、6回1安打無失点と好投。だが、打線は3回の2死満塁、4回の1死満塁でいずれも無得点。6回の2死一、三塁、8回の2死一、三塁もあと1本が出なかった。

 球団4人目となる新人監督の開幕3連勝を逃した阿部慎之助監督(45)との試合後の主なやりとりは以下の通り。

 ――いつかは点は取られる。

 「完敗でございます」

 ――高橋礼は期待通り。

 「最高のピッチングしてくれた。なんとかね、チャンスをつくって、ああいう形になったんだけど。まあベストは尽くしたかなとは思うし。(代打の場面は)これがセ・リーグなんだ、申し訳ないって言ったんだけど、次頑張りますって言ってくれたから」

 ――先発の一人として心強い。

 「心強いですよ、十分、十分」

 ――中川はきょうは失点。

 「打たれるときはある。それをしっかり反省と対策をしてくれって今言ってきたんだけど。リーグ戦なんだから」

 ――序盤にチャンスあった。1本出てればというところ。

 「ね、タラレバ言ってたらね、オレらの下手なゴルフと一緒になっちゃうから。だから、そんなとこ悲観せずに、どうするんだっていうのをみんな対策練ってやったし、8回のさ、粘っていくということができたから。去年だったらチーンっていってそのまま終わってたよ」。

 ――開幕カード勝ち越し。良かったところはある。

 「そうだね、きょうはね、反省するところはして、負けは負けでしっかり認めて。次の、リーグ戦だから、次の1カード勝ち越せるようにまたやるだけです」

 ――佐々木は、右左の投手のところもあった。調子を見ての代打か。

 「きょう、せっかく浅野入れたんで、使ってあげたいなと思ってたんでね、はい」

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