タイガース・前田健太 3本塁打喫し3回1/3、6失点降板 移籍後初勝利、日米通算163勝目ならず

[ 2024年3月31日 04:22 ]

ア・リーグ   タイガース―ホワイトソックス ( 2024年3月30日    シカゴ )

3回、ロベルトに勝ち越しの2ランを許し、肩を落とすタイガースの前田健太(AP)
Photo By AP

 タイガースの前田健太投手(35)が30日(日本時間31日)、敵地シカゴでのホワイトソックス戦に今季初登板初先発。3本の本塁打を浴びるなど3回1/3を7安打6失点と乱れ、移籍後初勝利、日米通算163勝目はならなかった。

 3点のリードをもらって上がった初回のマウンド。無難に立ち上がり、リズムをつかむことはできなかった。先頭のベニンテンディに右前打を許すと、1死一塁から3番・ロベルトに10球粘られ、最後は90マイル(約144・8キロ)直球を左翼席中段へと運ばれた。昨年、ア・リーグ3位の38本塁打を記録した大砲を封じることはできなかった。

 3―2の2回1死からシューメイクに同点弾を被弾。さらに3―3の3回1死三塁からはロベルトに2打席連続の本塁打を許し、2点を勝ち越された。ガックリ肩を落とし、両手を膝について打球の行方を見守った。直球の最速は90・6マイル(約145・8キロ)。スプリット、スライダーなど変化球の制球がつかず、苦しみ続けた。初回にもらった味方の援護を生かすことができず、4回途中でマウンドを降りた。

 オープン戦最終登板となった今月23日(同24日)のブルージェイズ戦では球威、制球をともに欠き、3回2/3を10安打6失点。試合後には「ボール自体は悪くない。シーズンに入れば気持ちや力の入れ方も変わる」と話していたが、短期間での修正はかなわなかった。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年3月31日のニュース