大谷翔平 山本由伸に初勝利プレゼントできず 悔しさにじませ「もっと早い段階で援護してあげていれば」

[ 2024年3月31日 14:43 ]

<ドジャース・カージナルス>10回、満塁のチャンスでドジャース・大谷が凡退してゲームセット(撮影・白鳥 佳樹)
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 ドジャースの大谷翔平投手(29)が30日(日本時間31日)、本拠でのカージナルス戦に「2番・DH」で先発出場した。ドジャースタジアムで9年ぶりの雨天中断となる珍事も起きる中、初回に2戦ぶり安打となる右前打を放ったが、その後は快音響かずに5打数1安打、2三振、1四球。チームは2点を追う9回にムーキー・ベッツ内野手(31)の4戦連発弾などで追いつく脅威の粘りを見せたが、1点を勝ち越されたタイブレークの延長10回に大谷は最後の打者となり、連勝は2で止まった。

 無死二塁から始まるタイブレークとなった延長10回はカージナルスが1点を勝ち越した。その裏のドジャースの攻撃は下位打線からつないで、2死満塁で大谷に打席を回した。しかし、メキシコ代表右腕ガエゴスとの対戦で、大谷は遊飛に打ち取られて試合が終了した。

 ドジャース打線は終盤こそ粘りを見せたが、序盤になかなか先制点を奪えずに山本由伸投手を援護できなかった。大谷は試合後、山本の投球については「雨の中難しい登板だったと思いますけど、(中断で)1回下がってまた上がるときも冷静でしたし、素晴らしいピッチングだったと思います。終始素晴らしかったですし、もっと早い段階で援護をしてあげていれば。最後もできれば勝って終わらせてあげたかった」と初勝利をプレゼントできなかったことを悔やんだ。

 また、メジャー1年目で適応が必要なことについては「僕は結構前なので忘れちゃいましたけど、マウンドもボールも違いますし、もちろん対戦相手も違うのでそこら辺の違いもあると思います。私生活も全然違うので、そこら辺の難しさもあると思いますけど、今日は素晴らしいピッチングだったと思います」と話した。

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