巨人・阿部監督 好投の高橋礼は「心強い」 0―0で代打は「これがセ・リーグなんだ、申し訳ない」

[ 2024年3月31日 18:04 ]

セ・リーグ   巨人0―5阪神 ( 2024年3月31日    東京D )

<巨・神(3)> 2回を投げ終え、笑顔でバックを迎える高橋礼(撮影・大森 寛明)
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 巨人の高橋礼投手(28)が開幕3戦目となった31日の阪神戦(東京D)でソフトバンクから移籍後、初登板初先発。6回1安打無失点と二塁も踏ませない好投を披露した。

 だが、打線の援護に恵まれず、0―0のまま降板。ソフトバンク時代の2021年4月17日西武戦(メットライフD)以来3年ぶりとなる白星はお預けとなった。なお、チームはその後、リリーフ陣が2本塁打を許して0―5で敗戦。開幕3連勝を逃し、今季初黒星を喫している。

 試合後、阿部慎之助監督(45)は「完敗でございます」と素直に認めたあとで高橋礼について触れ、「最高のピッチングしてくれた」と称賛。

 6回まで86球を投げ、1安打無失点だった高橋礼はその裏の攻撃中にもベンチ前でキャッチボールを行ったあとで打撃用のひじ当ても着用するなど続投気配を見せていたが、2死一、三塁の先制機に阿部監督は代打・梶谷を選択した。

 「なんとかね、チャンスをつくって、ああいう形になったんだけど。まあベストは尽くしたかなとは思うし」とした阿部監督。代打を送ったシーンについては「これがセ・リーグなんだ、申し訳ないって言ったんだけど、次頑張りますって言ってくれたから」と高橋礼とのやりとりを明かした。

 高橋礼は昨年11月、アダム・ウォーカー外野手(32)との交換トレードにより泉圭輔投手(27)とともに巨人へ移籍。オープン戦で阪神戦を含む2試合に先発して計9回を1失点と結果を残して開幕ローテーション入りを果たした。

 3年ぶり白星はお預けとなったが、指揮官は「心強いですよ、十分、十分」と新戦力への手応えを隠さなかった。

 ▼高橋礼 公式戦では初対戦でしたが、野手の方を信じて打たせることだけに集中しました。ランナーが出てからも、落ち着いて自分の投球ができたと思います。次も頑張ります。

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