楽天・今江監督 初勝利に「ホッともなにも興奮しすぎて訳分かんないです」

[ 2024年3月31日 20:39 ]

<楽・西>スタンドに手を振る今江監督(撮影・篠原岳夫)
Photo By スポニチ

 開幕3戦目。待ちに待った歓喜の瞬間に杜の都が揺れた。

 3―3で迎えた延長11回1死一、三塁。小深田の打球が左翼へ上がった。やや浅い飛球。悲鳴と歓声が交錯する中、「外野フライが上がれば還れると思っていた」と三塁走者の辰見。この回から代走でプロ初出場していた23歳の韋駄天が頭から突っ込み、返球よりも寸分早く、左手でホームをかすめ取った。

 3時間56分の激闘の末につかんだ1勝。満面の笑みをたたえた今江新監督はコーチ陣と力強いハイタッチを交わし「ホッともなにも興奮しすぎて訳分かんないです」と監督初白星に酔った。

 辰見は不振のフランコに代わり、この日合流。オープン戦期間中に1軍に上げ、走力を見極めていた指揮官は「一発快走」で応えた辰見を「何かスパイスになるような選手やプレーがほしかった。最後は彼だからこそスタートを切らせたと思う。大きな一勝でもあり、彼にとっても大きな経験になった」と目尻を下げた。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年3月31日のニュース