ソフトバンク・近藤2試合連続マルチ!3番・柳田、4番・山川の後は恐怖の5番「打点を意識していきたい」

パ・リーグ   ソフトバンク0ー2オリックス （ 2024年3月30日    京セラD ）

＜オ・ソ＞9回、2安打目となる右前打を放ち気合いを入れるソフトバンク・近藤（撮影・後藤　正志）
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　昨季、本塁打、打点、出塁率の3タイトルを獲得したソフトバンクの近藤健介外野手（30）が、30日のオリックス戦で開幕から2試合連続となるマルチ安打、3出塁とさすがの打撃で気を吐いた。

　打線は動くボールを駆使する“初物”の相手先発・エスピノーザを打ちあぐねて、零封負けを喫した。近藤も2回の第1打席は空振り三振に倒れたが、続く4回の打席では8球目に四球を選んで出塁。7回には代わった小木田から中前打、9回には平野佳から右前打を放った。

　2試合だが打率・667、出塁率は驚異の・750を誇る。打席での感触は悪くないがチームの勝利につながらず悔しさをにじませた。リーグを代表する強打者である3番・柳田、4番・山川が前を打つ。この日は得点圏での打席はなかったが「チャンスで回ってくることも多くなる。そういうところの打点だったりは強く思ってやっていきたい。5番である以上は打点を意識していきたい」と力を込めた。

　合計3併殺の敗戦となった。ただ、小久保監督は意に介さずだ。「野球にゲッツーはつきもの。ゲッツーを怖がってたら（2併殺だった）山川は打撃できないですよ」。柳田、山川、そして近藤の強力クリーンアップに向けて「自分のやることをやってくれればいいです」と改めて全幅の信頼を口にした。（木下　大一）