中日・中田“竜1号”4番当確弾! 日本ハム時代の「レベチ」スイング手応え

[ 2024年3月7日 05:45 ]

オープン戦   中日1―1オリックス ( 2024年3月6日    京セラD )

<オ・中>4回、中田はソロ本塁打を放ちナインに迎えられる(撮影・奥 調)
Photo By スポニチ

 新4番にふさわしい一振りだった。中日・中田が移籍後初となる“竜1号”を放った。

 「バットの先でしたが入ってくれてよかった。初球からどんどん振るタイプなので。初球に手が出ないと、いい結果は出ないので」

 打った瞬間に誰もが確信するような豪快な一発だ。4回1死の第2打席。2番手の左腕・佐藤の初球144キロ直球をフルスイング。高々と舞い上がった打球は竜党が待つ左翼席へ。オープン戦13打席目でアーチを描いた。

 沖縄キャンプ期間中に、打撃フォーム修正に着手。メジャーで目立つバットを縦に使うスイングから、日本ハム時代の20年に自ら「レベチ(レベルが違う)」と評し、打点王に輝いたスタイルに改良中。レベルスイングに近い軌道で、「まだ納得いく感じではないけど」と一層ブラッシュアップを図る構えだ。

 昨季のチーム71本塁打と390得点は、いずれもリーグワースト。課題解消へ、打点王のタイトルを3度獲得するなど勝負強さと長打力を備える新主砲の打棒に期待がかかる。

 立浪監督は「いろいろ試行錯誤している中で、結果が出るとね。良くなっている。これから上げていってもらえたら」と評価。ここまで出場全6試合で中田を4番起用しており、「ある程度、4番は中田と考えている。その前後をどうするか」と打線の核を決めた上で、構想を巡らせた。

 「バットを出す角度や軌道で、一番大事なのは自分の感覚。とにかく自分のスイングがしたい」と中田。頼れる新主砲がギアを上げていく。(湯澤 涼)

 《昨年は4番起用なし》中田(中)の4番は巨人時代の22年10月2日DeNA戦が最後。昨年は一度も起用がなかった。最新の4番本塁打は22年9月23日の中日戦(バンテリンドーム)で藤嶋から。なお、4番では通算試合数の約76%となる1283試合に出場し、打率.251、244本塁打、892打点をマークしている。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年3月7日のニュース