ドジャース・バーンズ捕手 制球が乱れた山本由伸を擁護「彼も人間だ。徐々に良くなっていった」

[ 2024年3月7日 09:10 ]

山本(左)に駆け寄って会話するドジャース・バーンズ
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 ドジャースの山本由伸投手(25)が6日(日本時間7日)、アリゾナ州グレンデールでのホワイトソックス戦でオープン戦2度目の先発。大谷翔平投手(29)と初の同時出場となった一戦は、3回で3四球を含む6安打5失点と珍しく制球が乱れ、メジャー2度目の登板で初失点を喫した。

 
 山本は前回登板で2回19球でボール球はわずか3球でストライク率84.2%と持ち前の制球力を披露した。しかし、この日は58球でボール球は25球。ストライク率は56.9%と急激に低下した。

 しかし、打線が大谷が2安打1打点、4回にはフリーマンの満塁弾が飛び出すなど5回までに10得点。山本の5失点をはね返す強力援護を見せ、試合は12-9でドジャースが逆転勝ちを収めた。

 この試合で山本とバッテリーを組んだオースティン・バーンズ捕手は「彼も人間だ。制球できないこともある。まだスプリングトレーニング。経験できたことは大きい。2、3回と徐々に良くなっていった。野球は簡単ではない」と擁護した。

 山本も試合後、制球が乱れたことについて「ちょっとボール球が続いたり、フォアボール出したりであまりいいピッチングではなかったですけど、いろいろと試せたりしたので、結果はよくないけど感覚というかオープン戦ではよかったと思います。セットポジションの方が感覚は良くなかったですね」と振り返っていた。

 このオフに投手史上最高額となる12年総額3億2500万ドル(決定時約462億円)で契約した右腕は、3月20、21日に韓国で行われるパドレスとの開幕シリーズに登板することが濃厚。パドレスのダルビッシュ有投手といきなり日本人対決となる可能性もある中、開幕戦に向けて調整を進めている。

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