西武・元山 新天地で初アーチ 未知のポジション 一塁守備にも意欲的

[ 2024年3月7日 18:51 ]

プロ野球オープン戦   日本ハム7―1西武 ( 2024年3月7日    鎌ケ谷 )

<日・西>4回、ソロを放つ元山(撮影・藤山 由理)
Photo By スポニチ

 西武の元山飛優内野手(25)が新天地初となる柵越えで、チーム唯一の得点をもたらした。

 4回、日本ハム・生田目の149キロ直球を右翼席へ。「真っすぐに張っていけたので、打った瞬間にいったと感じました。気持ちいいポイントで打てるように、という意識だけです」と会心の一振りを振り返った。

 昨年末ヤクルトからトレードで加入。キャンプから打撃で存在感を発揮してきた結果、開幕1軍が見えてきた。ただ自身の守備位置である二塁は外崎、遊撃は源田という高い「壁」がある。

 それでも諦めるつもりなどない。松井稼頭央監督も元山の打撃を生かすオプションとして、一塁手での守備練習を命じていた。

 「(新外国人の)アギラーが最後、代走とか出された時にパッと一塁に行くかもしれないと言われていたので…。阿部(内野守備走塁)コーチにファーストミットを借りています」。野球を始め以降、捕手と二塁・遊撃・三塁しか守っていないが、出番が増えるならば、と未知の守備位置に意欲的だ。自身のミットは発注していないが、日本ハム戦が降雨中となった昨日、室内練習場で早速、一塁守備に回った。

 憧れの存在だったと日本ハム・新庄剛志監督にもアピールする一発だ。「覚えてもらえるような選手になりたい」と1軍定着へ意気込んでいた。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年3月7日のニュース