阪神の開幕ローテが見えた! 岡田監督の言葉からシミュレート

[ 2024年3月7日 05:15 ]

オープン戦   阪神2―5楽天 ( 2024年3月6日    甲子園 )

阪神・青柳

 阪神の開幕先発ローテーションが見えた。3月29日からの巨人との開幕カード(東京ドーム)は、青柳→30日大竹→31日才木。4月2日からのDeNA戦(京セラドーム)は、村上→3日伊藤将→4日西勇の順番で投げることが濃厚になった。

 岡田監督が、この日の楽天戦に登板した左腕2人の次戦を明かしたことで、登板順があぶり出された。4回2失点の先発・伊藤将を「次は千葉やろ。また寒いところで。今度は5イニングの予定やけど」と12、13日のロッテ戦(ZOZO)、今春初登板で2回1失点だった大竹を「次はドームになるのかな」と15、16、17日の中日戦(バンテリンドーム)に使う方針を示した。今後、中6日前後で調整することを考慮すると、大竹が開幕カードの巨人戦、伊藤将が続くDeNA戦に向かうことが決定的になった。

 2人の状態について安藤投手コーチは「大竹は本塁打を打たれたけど、押し込めているボールもあった。思った以上に抑えられた。伊藤将は、もうちょっとまっすぐの状態を上げてほしいところ。これからイニングや球数を増やしていく中で、状態も上げていってほしい」と課題と収穫を挙げた。当然、アクシデントなどが発生すれば、順番や投手が代わる可能性がある。その場合は高卒2年目の門別もローテに加わることになる。

 《大竹は今季初実戦も順調》今季初実戦に臨んだ大竹は、2回3安打1失点だった。6回から3番手として登板。2イニング目となった7回2死から渡辺佳に右越えソロを被弾も、順調な調整ぶりを披露。「自分らしいストレートを投げることはできた。順調にステップは踏めている」。1月に左肩の腫瘤(しゅりゅう)の良性腫瘍(ガングリオン)を切除した影響で今春はスロー調整も、問題なし。次回は4~5イニングを投げる予定で、30日の開幕第2戦に向けて調整を進める。

 《伊藤将は反省を生かし完全復調へ》楽天戦に先発した伊藤将は、4回6安打2失点だった。初回に7失点した2月23日巨人戦から修正を図ったものの完全復調とは言えず、登板後には「もうちょっと真っすぐの強さがあっていいかなとは思いましたし、(3回の)先頭の四球は良くなかった。そこを修正したい」と今後の課題を掲げた。その上で次回登板に向けて「ここから、どんどん上げていければいい」。登板が有力視される4月3日の開幕第5戦のDeNA戦へ向かう。

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