ドジャース・大谷 エンゼルス戦で最初のハグ相手はメジャー1年目からの「橋渡し役」

[ 2024年3月7日 01:30 ]

オープン戦   ドジャース0―4エンゼルス ( 2024年3月5日    グレンデール )

試合前、トラウトと話す大谷(左)。右はグレース・マクナミー広報(撮影・白鳥 佳樹)
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 【ヤナギタイムズ】日本ハム時代の13年12月からドジャースの大谷翔平投手(29)を本格取材し、TBS系情報番組「ひるおび」、「ゴゴスマ」などに随時出演する本紙MLB担当・柳原直之記者(38)の連載コラム「ヤナギタイムズ」。今回は大谷が移籍したドジャースと対戦したエンゼルスに迫った

 試合前、クラブハウス横ですれ違ったエンゼルスのペリー・ミナシアンGMはいつも以上にハイテンションだった。

 「今日は我々にとっても、君にとっても“BIG DAY”だね」

 再会を喜んだのはトラウトら選手だけではない。スタッフも含めて一番最初に大谷が歩み寄ってハグを交わしたのが、日系2世のグレース・マクナミー広報だった。メジャー1年目から日本語が話せる広報として大谷、球団、日米メディアの「橋渡し役」として尽力。この日は希望したエ軍選手の取材対応をお願いすると「2問だけですよ?」とお決まりのジョークを飛ばしていたが、取材対応した選手の背後にはバナー広告を設置。準備は万全だった。

 地元放送局バリースポーツ・ウエストの名物解説者マーク・グビザ氏も再会を喜んだ一人。大谷には何度もインタビューし「いつもジョークで第二の息子と伝えている。移籍してしまったが、打席やマウンドに立つたびにこれから応援する」と笑みを浮かべた。

 赤から青へ。在籍6年でプレーオフには一度も行けなかったが、エ軍は大谷にとって大事な“故郷”だ。

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