巨人2球で鮮やかサヨナラ勝ち 重信「和真任せた!」岡本和「シゲさん速すぎ。びっくりした」

[ 2023年6月3日 17:57 ]

交流戦   巨人3―2日本ハム ( 2023年6月3日    東京D )

<巨・日>延長10回、岡本和はサヨナラ打を放ち坂本から“いい子いい子”(撮影・西川祐介)
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 巨人の岡本和真内野手(26)が日本ハム戦(東京D)に「4番・一塁」で先発出場。2―2で迎えた延長10回に劇的なサヨナラ二塁打を放った。

 2―1の9回に守護神・大勢が追いつかれてセーブ失敗。その大勢が今季初のイニングまたぎでプロ最多の44球を投げ、10回のピンチもしのいで投げ切ると、その裏だった。

 8回に秋広の代走で途中出場していた重信がこの回から登板した相手5番手右腕・玉井の初球を叩いて左前打で出塁すると、岡本和も初球の内角低め直球を叩いて左翼線への二塁打とし、俊足の一走・重信がヘッドスライディングでサヨナラのホームへ生還した。

 これぞ主砲という一打でチームメートにもみくちゃにされた岡本和は重信と一緒に上がった試合後のお立ち台。まずは重信が「めちゃくちゃ気持ちいいです」と第一声を発すると、岡本和も「最高で~す」と“決め台詞”で盛り上げた。

 「体が反応しました」と初球打ちを振り返った重信は「心の中で“和真任せた!”っていう感じで塁にいました」とコメント。これに2者連続の初球打ちで応えた岡本和も「いやもう、思い切っていこうと思いましたし、それにしてもシゲさんが速すぎました。びっくりしました。ありがとうございます!」と笑わせた。

 先発左腕・グリフィンが7回4安打1失点と好投し、相手先発右腕・伊藤と息詰まる投手戦。1―1で迎えた7回には代打・ハンソンがスクイズで一塁方向へ打ち上げた飛球にダイビングキャッチを試みてうずくまり、場内を騒然とさせる場面もあった。

 「本当にピッチャーが頑張ってくれてたんで。僕自身もチャンスで打ててなかったんで。最後打てて良かったなーと思います」。

 最後に巨人ファンへのメッセージを求められ、主砲兼主将らしく「あしたも勝ちます!」と高らかに宣言したあと「おうえ…おう…応援よろしくお願いします!」と噛みまくって“週末の癒し”まで届ける千両役者ぶりだった。

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