阪神 9回3点差追いつかれる悪夢一転、サヨナラ決着!「雨上がり」次戦4連敗だったジンクスもサヨナラ

[ 2023年6月3日 22:18 ]

交流戦   阪神6-5ロッテ ( 2023年6月3日    甲子園 )

サヨナラ打の小幡(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 阪神が延長11回に今季5度目のサヨナラ勝ちを決め、連敗を「2」で脱出した。

 3点リードで迎えた9回。守護神・湯浅を投入したが、遊撃・木浪の失策からはじまり、その後1死一、二塁のピンチを背負うと、岡、藤岡に連続適時打を許して、3点差を追いつかれるまさかの事態になった。

 だが、同点の延長11回だった。佐藤輝、梅野の連打などで1死満塁の好機をつくると、途中出場の小幡がサヨナラ打を放って、悪夢を吹き飛ばした。

 阪神は初回、1死一、二塁で4番・大山がセンターバックスクリーンへ今季6号となる3点本塁打を叩き込み、幸先よく先制。投げては今季7戦6勝の先発・大竹が、7回途中2失点と粘りの投球を披露。今季初めて規定投球回数にも到達し、防御率0・71、7勝、勝率10割と、いきなり“投手3冠”に浮上した。大竹の7勝目は消えたが、チームは何とか白星を手放さなかった。

 今季、ここまで雨天中止となった試合の次戦は、4戦4敗と苦手にしていた。負のデータに終止符を打ち、デーゲームで勝利した2位・DeNAとの差を「5」のままキープした。

 試合後、小幡はお立ち台で「本当にうれしい気持ちでいっぱい」と話し、自身初のサヨナラ打に「本当に、うれしいしか出てこない。自分で決めてやるとしか思っていなかった」と喜んだ。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年6月3日のニュース