巨人・原監督 岡本和は「ベンチでもカッカしていた」 大勢の回またぎは「最善策」

[ 2023年6月3日 18:15 ]

交流戦   巨人3―2日本ハム ( 2023年6月3日    東京D )

<巨・日>サヨナラ打の岡本和(左)を迎える原監督(撮影・光山 貴大)
Photo By スポニチ

 巨人が主砲・岡本和真内野手(26)の一打で今季4度目のサヨナラ勝ち。日本ハムとの延長戦を制して勝率5割に復帰した。岡本和のサヨナラ打は3度目。

 2―2で迎えた延長10回だった。8回に秋広の代走で途中出場していた先頭・重信がこの回から登板した相手5番手右腕・玉井の初球を左前打して出塁。この無死一塁で打席に入った岡本和も初球を左翼線に弾き返して二塁打とし、俊足の重信が一塁から一気にヘッドスライディングでサヨナラのホーム生還を果たした。

 試合後、原辰徳監督(64)との一問一答は以下の通り。

 ―――サヨナラ。

 「一番いいランナーが先頭で出てくれましたしね。いいところに打球がいきましたね」

 ――グリフィン。

 「彼が投げるときはね、集中力、あるいは闘争心。そういうものが素晴らしいものがありますね。お手本になる。技術はもちろんですけど、心というか、気持ちというかね、そういうものがいつでも全力で出し切る姿は非常に頼もしく映っています」

 ――継投。

 「よく投げてくれたと思います。1点で抑えてね。次も投げ抜いてくれて、次につながる、大勢そのものもね、もちろんどこかに反省点はあるでしょうけど、心という部分でね、強さを感じますね」

 ――明日に向け。

 「うちは若い投手ですからね。もう少し打線が活発にね。なんていうか、凡打してもね、自分のバッティングに生き生きと伸び伸びと、というね。まだ背中を丸めた状態で野球をやっている、打席に入っている人が目立つのでね。日本ハムの打線というのは揚々といっているというね、そういう姿というのは勉強というものは必要だと思いますね」

 ――重信は8回の盗塁も。

 「いいですね。見事ですね。存在感もあるしね。ハツラツと伸び伸びというものがね、今のジャイアンツに必要なのはレギュラーの連中にそこでしょうね」

 ――グリフィン、ケガは大丈夫?

 「あそこは行けと言われれば行ったと思いますよ。8回もね」

 ――志願で続投。

 「そうですね。一回ベンチに戻って治療というものをどうだというふうに伝達に行ったんですけど、いやいや大丈夫だと。いうところですね、見事ですね」

 ――岡本和が決めた。

 「今日はかなり、昨日も含めてかなりフラストレーションはあったと思いますよ。ベンチでもカッカしていたしね。でもやっぱり、ああいうものがあの打席を生んだのかなという気はしますね」

 ――大勢の回またぎは。

 「最善策ですね」

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年6月3日のニュース