巨人・大勢「重信さんや和真さんに助けていただいて感謝したいです」 今季3度目救援失敗も2勝目

[ 2023年6月3日 18:39 ]

交流戦   巨人3―2日本ハム ( 2023年6月3日    東京D )

<巨・日>試合後、原監督(右)と言葉を交わす大勢(撮影・河野 光希)
Photo By スポニチ

 巨人の守護神、大勢投手(23)が今季初のイニングまたぎでプロ最多の44球。自己ワーストの5安打を浴びながら主砲・岡本和真内野手(26)のサヨナラ打で今季2勝目をマークした。

 1-1で迎えた8回にブリンソンの左前適時打で一度は勝ち越し。大勢は2―1で迎えた9回に4番手として登板した。

 だが、万波、マルティネスに連打されて無死一、三塁とされ、1死後、清水にスクイズを決められて2―2の同点。大勢にとって今季3度目の救援失敗で延長戦突入となった。

 9回の1イニングで25球を投げていたが、続投。延長10回も安打2本を浴びて2死一、三塁のピンチを招いたが得点は許さず。その裏、重信の初球打ち左前打で無死一塁としてから岡本和も初球を左翼線へサヨナラ二塁打とし、大勢に2勝目が転がり込んだ。

 大勢の救援失敗は5月12、13日の広島戦(東京D)で2日連続失敗して以来今季3度目。5月4日のヤクルト戦(東京D)では同点の9回に登板し、延長戦に備えて今季初のイニングまたぎ準備も9回丸のサヨナラ弾で勝利投手となっていた。

 この日の投球内容は2回で打者12人に対してプロ最多の44球を投げ、5安打1失点。3三振を奪い、四死球なし、直球の最速は156キロだった。

 今季成績はこれで19試合に投げ、2勝0敗11セーブ、防御率3・15となっている。

 大勢は試合後、「今年はセーブでの失敗が多くて。気が引き締まる試合もあって、最後まで全力抑える気持ちでいっています」とした上でプロ最多の44球については「球数は頭になくて。そんなに投げてたんだなという感じです」とコメント。「重信さんや(岡本)和真さんに助けていただいて感謝したいです」と話していた。

 ▼原監督 よく投げてくれたと思います。1点で抑えてね。次も投げ抜いてくれて、次につながる、大勢そのものもね、もちろんどこかに反省点はあるでしょうけど、心という部分でね、強さを感じますね。
 

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年6月3日のニュース