巨人 いろいろあったけどサヨナラ勝ちで5割復帰 岡本和が劇打 大勢プロ最多44球で2勝目

[ 2023年6月3日 17:35 ]

交流戦   巨人3―2日本ハム ( 2023年6月3日    東京D )

<巨・日>延長10回、岡本和はサヨナラ打を放ちナインと喜び合う (撮影・西川祐介)
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 巨人が主砲・岡本和真内野手(26)の一打で今季4度目のサヨナラ勝ち。日本ハムとの延長戦を制して勝率5割に復帰した。岡本和のサヨナラ打は3度目。

 2―2で延長戦に突入。そして迎えた10回だった。8回に秋広の代走で途中出場していた先頭・重信がこの回から登板した相手5番手右腕・玉井から左前打を放って出塁。この無死一塁で打席に入った岡本和が左翼線に弾き返す二塁打を放ち、俊足の重信が一塁からヘッドスライディングでサヨナラのホームに生還した。

 1-1で迎えた8回にブリンソンの左前適時打で一度は勝ち越し。だが、直後の9回に守護神・大勢が万波、マルティネスに連打されて無死一、三塁とされ、1死後、清水にスクイズを決められて2―2の同点。セーブに失敗して延長戦に突入した。

 大勢は9回の1イニングで25球を投げていたが、延長10回も続投。10回も安打2本を浴びて2死一、三塁のピンチを招いたが、得点は許さず。その裏に岡本和の劇打が飛び出した。

 大勢は今季初のイニングまたぎでプロ最多の44球を投げ、自己ワーストの5安打を打たれたが、今季2勝目を挙げている。

 巨人は先発左腕・グリフィンが7回4安打1失点と好投し、相手先発右腕・伊藤と息詰まる投手戦。1―1で迎えた7回には代打・ハンソンがスクイズで一塁方向へ打ち上げた飛球にダイビングキャッチを試みてうずくまり、場内を騒然とさせる場面もあったが、続投して無失点に切り抜ける熱投を見せていた。

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