阪神・森下　狙うは“先輩”朗希撃ち　「あれ以上、速い投手はいないと思うので、打ってみたい」　

＜神・ロ　雨天中止＞　笑顔でトレーニングに励む森下（撮影・大森　寛明）
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　阪神・森下が、4日に先発予定のロッテ・佐々木朗との対戦に闘志を燃やした。

　「あの速球を打てたら自信になる。（スピード）ガンで、あれ以上、速い投手はいないと思うので、打ってみたい」　

　学年こそ1つ上の森下だが、プロのキャリアでは佐々木朗が3年先輩。今や球界のトップに君臨し、日本選手最速タイの165キロを誇る“令和の怪物”は「（球界で）一番いい投手じゃないですかね」と仰ぎ見る存在でもある。だからこそ、自らの現在地を知るための試金石にする。

　1日の西武戦では4試合ぶりのスタメン出場で今季3度目のマルチ安打を記録し、復調をアピールした。この日は甲子園の室内練習場で入念にフォームを確認しつつ精力的に汗を流し「きょうもいい練習ができた。意識して取り組んでいることを打撃につなげられたら」と前を向いた。

　球宴ファン投票の外野手部門では、選出圏内目前の4位に浮上。「もっともっと頑張って出られるような選手に」。先発出場が濃厚なきょう3日ロッテ戦から、自らの打棒で夢舞台への道を切り開く。　（石崎　祥平）