金光大阪 劇的逆転サヨナラで初の決勝進出「キャリーを楽にさせたい」エースの奮闘に打線一丸

[ 2023年6月3日 18:40 ]

高校野球近畿大会準決勝   金光大阪6―5京都国際 ( 2023年6月3日    大阪シティ信用金庫スタジアム )

<金光大阪・京都国際>9回、代打・松木はサヨナラの中越え2点適時(撮影・井垣 忠夫)
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 3日に準決勝が行われ、初出場の金光大阪(大阪)がサヨナラ勝ちで京都国際(京都)を下し、決勝に進んだ。

 4―3の9回に失策から逆転を許し、1点劣勢となって迎えた9回の攻撃だった。中前打と死球などで1死二、三塁をつくり、代打の松木翔汰(3年)が左中間を破る逆転のサヨナラ2点打を決めた。

 「緊張したけど、体が固まらないようにリラックスしようと思っていた。(先発の)キャリーがずっと投げてくれているので、楽をさせてあげたいと思っていました」

 エース左腕の奮闘が劇勝へとつながった。先発のキャリー・パトリック・波也斗(3年)が142球、5失点(自責2)で完投勝利。大阪桐蔭との府大会決勝から3試合連続完投とフル回転する中、「味方のミス(9回の失策)があったけど、それをカバーしてあげたいと思っていた。疲労も感じているけど、周りが声をかけてくれるので、気持ちが入れ替えて頑張ろうと思えました」とナインに感謝した。

 春季近畿大会は初出場ながら決勝に進出。横井一裕監督は「9回に失策が出たけど、キャリーが落ち着いて1点差にとどめてくれた。今までならズルズルと崩れていく場面だったけど成長を感じました」と称えた。

 4日に行われる智弁学園(奈良)との決勝で初優勝を目指す。

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